60'～70'sのヴィンテージニットをDeserticデザイナーの平 武朗 氏の感性によってパッチワークにした特殊な生地をつくり、それをイームズのヴィンテージシェルチェアに張り込んだ特別なコラボレーションをした一脚です。
使用されるニットの柄はランダムであり、シェルチェア部分もヴィンテージ品の為、同じものは二つと存在しないオンリーワンの椅子が出来上がります。


本製品のサイドシェル部分は10年程前に製作した個体で、後でウッドベースを取り外しベースを真鍮塗装したハーマンミラー製ヴィンテージXベースを取り付けています。
参考価格は当時の仕様であるウッドベースの場合最終販売価格が￥275,000でした。真鍮のXベースの方がはるかに高額なので、この仕様を現在作るとなると30万円以上は確実で何処まで値段が高くなるかと言った感じです。
このベースは貴重なヴィンテージXベースを真鍮メッキ加工をしたもので、脚先のグライズは新品のレプリカに変えています。
真鍮なので最初は金色でしたが経年で色がくすんで現在の色になっています。正面から見て右側の脚に目立つキズがあります。
各所にムラや変色がありますが塗装の特性によるエイジングなのでご理解ください。
シェルはヴィンテージのハーマンミラー製のパーチメントを利用してパッチワーク生地を張り込んでいます。
イス自体は使用せず飾っていただだけなので内部ウレタン含め問題はありませんが、縁のビニールエッジもヴィンテージ品の為、素材が劣化するブリーディングが起きています。
ブリーディングが起きると触った時にベタベタした感触がありますし指に付着します。
それでもこの仕様はもう二度と作ることが無いであろう珍しい個体なので飾りとしていかがでしょうか。
もちろん使用することも出来ますが、エッジのべたつきはご容赦ください。
なおネジは無かったので代わりのもので取り付けています。

状況を加味した価格です。

〔Desertic〕 　ブランド名の由来は「砂漠の民」という意味です。砂漠の民が身に着けている、極地的な環境から生まれた素材や洋服のイメージをデザインの中に取り入れているブランドです。desertic HP http://www.desertic-tokyo.com/desertic_Tokyo/desertic.html